「DeNA筒香「球界の変わらない体質」にモノ申す(東洋経済オンライン)」を読んで考える

様々なアスリートを指導する立場におられる、指導者や親御さんへ

今回、読ませていただいたのはこちらの記事です。

http://toyokeizai.net/articles/-/204757

スポーツ選手の「勝利至上主義」という言葉に、私はあまりピンときませんでした。

私が関わっている、ナショナルトレーニンングセンターで出会う様々な競技の世代別の強化指定選手たちは、確かにある意味人生をかけてその競技に打ち込み、家族も指導者も24時間・週7日の完全バックアップを行ないながら、オリンピックやW杯での勝利やメダルを目指しています。

ですが、そこに私は問題を感じたことはありませんでした。

なぜだろうかと考えてみますと、少なくとも私が見た方々の「勝利至上主義」は、”本物の勝利至上主義”だからだと思いました。

もし、真剣に勝利を追い求めるとすれば、当然ですが「勝利を重ねること」が不可欠です。

それは、3回や5回ではなく、何10回も、何年も、です。

そうなると、必然的に「真の強さに立脚する、健全な勝利」が必要となります。

食生活や睡眠、疲労との向き合い方、成長に応じた身体変化と付き合いながらのトレーニングやメンテナンス、燃え尽きないように心や気持ちを休ませること、競技外の同世代の友人との付き合いを育む、などです。

では、筒香選手のおっしゃっていることが的外れなのでしょうか?

きっと、そうではなく、目を向けているところが異なるのだと思います。

私が日頃、目にするのは、子供たち(小学2年生から大学生まで)とはいえ、みな世代別のTOPアスリートたち。

そして、筒香選手がおっしゃっている「子供たち」は、初心者プレイヤーや、中級プレイヤーなど、まだ世代別TOPとはなっていないような子たちなのだと察します。

確かに、そうであるならば、初心者や中級者にまで勝利至上主義が求められるのは、確かに辛いし、確かに「それは違うし、良くない」と感じます。

「勝つためにどうするか?」ではなく、「勝ち続けるためにどうするか?」を、指導者や家族の方々にはぜひ考えていただきたいです。

そこに目を据える人が増えてくれば、自ずと「その子ならではの強み」「身体的特徴や性格との相性」に目が向くはずです。

この記事から、そんなことを感じました。

筒香選手といえば、このDVDはとてもかっこよかったです。
特段、ベイスターズファンという訳ではないのですが、2回連続で観てしまいました。

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