株式会社ホープス
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東京都港区南青山6-12-3
南青山ユニハイツ701号室
- 第三百三十三言「大切な講師の使命。それは、保護者と子どもを同時にハッピーにすること。管理者と社員を同時にハッピーにすること」
- 第三百三十二言「自分の経歴書とプロフィールを作る」
- 第三百三十一言「性的虐待について考える。映画『白夜行』を見て、あなたに出来ることは何か?」
- 第三百三十言「ジャパニーズドリームもありです!」
- 第三百二十九言「映画『ソーシャル・ネットワーク』を見て。才能ある若者をどうサポートするか?」
- 第三百二十八言「"美しいあなたの笑顔"を記憶に残す」
- 第三百二十七言「あけましておめでとうございます。絵馬にしっかりと文字を書く!」
- 第三百二十六言「天才少年とスケジュール帳。1日の長さに気づく」
- 第三百二十五言「受験方式は、推薦?AO? それとも、一般を選ぶ? 『子どもの生き方』と『親の生き方』について話し合うことがスタートラインです」
- 第三百二十四言「ビジネスプランコンテストで優勝するには」
第二百二十二言「今や、各メディアは競合ではありません。この不況手を取り合って頑張ろう」(12月29日号)
『赤い糸プロジェクト』という言葉を耳にしたのは、もう何ヶ月も前のことです。
最初、携帯小説が映画化されるという話を耳にした時は、『恋空』や『のだめカンタービレ** 』と同様のマーケティング戦略を繰り広げるのだろうと思いました。
*ケータイ小説。2006年に書籍化。2007年に漫画家・映画化。2008年にドラマ化。
**少女マンガ。2006年にドラマ化。2007年にアニメ化。
しかし、このプロジェクトは先に述べた二つの作品とは顕著に異なっている部分がありました。それは、ドラマ、映画、書籍、ゲームソフト、CDが同時期に販売されていること。
さらに驚いたのは、ドラマと映画のキャストが同一の俳優・女優を起用していること。しかも、映像とドラマで使われるシーンが同じフィルムを使っていること。(プロではないので、断言するには勇気がいりますが、少なくとも私の目には全く同じシーンのように見えた箇所がいくつかありました。)
ここまで来ると、通常心配になるのは、「映画でストーリーを知ってしまった人たちがわざわざ何週にもわたりドラマを見るか?」そして、「ドラマを見ている人が、今の段階で結末を知りたいか?」です。
しかし、実際には、この映画を見に来ている人たちの多くがドラマを見た上で「先を知りたくなった」と言うではないですか。実際、映画館に足を運べば、あちらこちらで、「ドラマで見てるんだけど、・・・こんな話なんだよ」と同行者に予告する人が多々。不思議なのが、劇場内で見かけるカップルが、中学生や高校生かと思いきや、40代か50代までと幅広い。
では、映画を見た後の視聴者の行動はというと、またこれも面白い。その足で、書店に向かい、『赤い糸』の原作を購入しようとする。するとそこには、『赤い糸』だけでなく、『赤い糸destiny』やら『赤い糸precious』など、似てはいるが異なった作品が並んでいます。
次に、全てのストーリーを映画で知ってしまった人がドラマを見るかについてですが、「あのシーンと、このシーンはどうやって繋がれるのだろう?」と好奇心に働きかけられた視聴者がドラマも見るのでしょう。映画での展開の速さについていけなかった人たちは、書籍なりドラマなりで理解度を高める。
そして、DS。コマーシャルで「小説と結末が違う!」と聞いてしまえば、ゲームソフトも買いたくなるでしょう。書籍は1050円、DSは3990円。書籍よりは高価と言えども、ちょっと頑張れば中学生でも買えなくない値段です。
さらに言うなら、食品業界とのコラボが面白い。ドラマ、映画、コマーシャルで何回も飛び出すのが赤いパッケージのチョコレート。「本当に、あのシーンはチョコレートでなければならなかったのか?」と考えると、缶ジュースやスポーツドリンク、和菓子でも話は繋がったように思えます。しかし、何回も何回も、チョコレートが登場するわけです。
チョコレーを封筒に入れてプレゼントするシーン。彼氏彼女が板チョコを分けあうシーン。DSを買えなくとも、チョコレートならすぐに手が届く小学生や中学生は、ドラマや映画の主人公になったつもりで、チョコレート片手に一人孤独に思いにふけってみたり、大好きな人にプレゼントしたりするでしょう。
ここまでに挙げた全てことにおいて、相乗効果が現れるかは現段階では分かりません。が、私の希望としては、相乗効果があってもらいたいものです。なぜなら、これまで互いが競合と感じていた多くの媒体や異なったマーケットが手を結び、この不況を乗り越えようとする姿こそ、私の心に響くものがあったからです。
『赤い糸プロジェクト』。一人では戦えないよ 今の時代、でも一緒なら頑張れる!そんな夢や希望を大人たちに与えるプロジェクトだと思います。
野村るり子
