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第二百三十二言「ライブ、トーク、プレゼンは、その人そのもの」(2009年3月9日号)

この一週間、あまりにも多くのことが行われたので、どの部分にフォーカスしてお伝えしようか、迷うところです。そこで、前半を3日間参加したチャリティイベントについて、後半を同窓会イベントについて触れましょう。

 

<チャリティイベントについて>

35日(木)~8日(日)連日実施された、フジテレビ後援の『FNSチャリティトーク&ライブ'09』を鑑賞しました。このイベントは35年続いているものですが、今回は、南アメリカのガイアナ共和国に住む子どもたちの支援がテーマとなっていました。参加されたアーティストは、イルカさん、南こうせつさん、川島愛さん、谷村新司さん、押尾コータローさん、森川美穂さん、河口恭吾さん、ジェロさん、平原綾香さんです

 

このイベントで最初に心に響いたのは、谷村新司さんの、「音楽はその人そのもの」ということばでした。実際、曲や詩からは、アーティストのこれまでの生きる姿勢が伝わってきました。また、トークでも同様のことを感じました。イルカさん、谷村新司さん、押尾コータローさんからは春の木漏れ日のような暖かさを、川島愛さんやジェロさんからは謙虚さ、優しさ、思慮深さを、南こうせつさんからは偽りのない真っ直ぐな哲学を感じることができました。

 

<同窓会イベント>

チャリティイベントの間を縫って参加したのが、7日(土)に開催された 1)The 3rd KBC Business Contest 最終審査会・決勝 www.keio-contest.org と、2)The Pennsylvania State University's 2009 Asia Tourでした。

 

The 3rd KBC Business Contest 最終審査会・決勝は、メンター三田会、慶應義塾大学インキュベーションセンター、日本MITエンタープライズ・フォーラム、そして日本エンジェル・フォーラムが後援となって行われた慶應大学生のビジネスプランコンテストです。予選会を勝ち進んだ優秀10作品の中から4作品に絞られ、最終的に最優秀作品が決定するという運びでした。今回私は、『シュワピタル~病院におけるインターネット手話リレーサービス(大木洵人さん)』のメンターとして参加しました。

 

最終4作品に残ったのは『学実ねっと(中村愛実さん)』、『CHANGE(小泉領南さん)』、そして非公開案件1です。大木くんの『シュワピタル』も無事最終まで残ることができ、「メンター三田会特別賞」を受賞することができ、海外コンテストへ参加する際の援助も頂けることになりました。(*非公開案件はタイトルが発表されないものです)

 

 

もう一つは、ペンシルベニア州立大学の同窓会主催のイベントです。現役のPennStateの学部生13名が、アジア各地(東京、ソウル、台北、北京)を回り、アジアに住む同窓生に向け、ミュージカルを披露するものです。東京では、東京大学駒場キャンパスにてイベントが行われました。そこには50年前にPennState を卒業した方から、つい先月までPennStateに留学していた方までジェネレーションの壁を超え、多くの人たちが集まりました。

 

この2つのイベントを通して感じたことは、同窓会の暖かい支援です。卒業した後も、後輩を育てよう、国境を越えて価値共有しよう、という気持ちがひしひしと感じられました。

 

次に感じたことは「ことばも音楽もその人を表す」ことでした。まず、KBC Business Contest のファイナリストに残った作品全てから、学生の熱い思いを感じました。こんなサービスがあればいい!こんな商品があればいい!自分の思いで日本を変えたい!世界を変えたい!という心の声が聞こえました。彼らの発表作品こそ、彼らの生き方そのものなのでしょう。

 

PennState の学生ダンサーやピアニストは、時に観衆の涙を誘い、時に鳥肌を立たせました。これは踊りや歌、ピアノのテクニックだけで成せることではありません。学生一人ひとりの人間性が踊りや歌を通して観衆の琴線に触れるのです。

 

今回ホストを務めた東京大学の10代や20代の学生は、パフォーマンスを見終わってダンサーやピアニストとジェスチャーを交えて交流を楽しんでいました。このことで、ボランティアの学生は、世界を身近に感じられたことでしょう。もはや彼らの間には、言語の壁などありませんでした。

 

 

<まとめ>

最後に、この一週間を振り返り感じたことを以下にまとめます。

 

生きる姿勢は人の心を作ります。優れた作品を発表しようとする前に、まずは生き方を見直しましょう。強くて優しい前向きな心があれば、それは必ず相手に伝わります。その媒体が歌であろうと、トークであろうと、プレゼンであろうと。

 

 

野村るり子

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