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第二百五十言「『天才』や『秀才』を育てたいなら、まずは、あなたが「うちの子凄い!」と叫んでください。」(2009年7月13日号)

 

私は『天才』と呼ばれる人たちの生い立ち研究が大好きです。『天才』と呼ばれるお子様に出会うと、お子様の行動を拝見させて頂くだけでなく、そのお子様の保護者、特に最も幼少時に時間を共にしてきた母親をインタビューさせてもらっています。

 

その結果、ある共通点を見出しました。それは、『天才』と周囲が認知しているお子様の親は、「うちの子は天才かもしれない」と周囲が騒ぐずっと前から信じていることです。

 

一方で、お子様の才能を開花させない保護者に共通しているのは、最初から「自分の家庭に天才が生まれるわけがない」と思っていることです。あるいは、実は、「うちの子凄い!」と思っていても、それを素直に言葉で表現しないこと。これでは、どんなに才能のあるお子様でも、その才能を開花する機会なく、大人になってしまいます。

 

最後に、『天才』と『秀才』について、触れておきましょう。努力ではどうにもならないような「稀」な才能を持ち、開花させたのが『天才』であるのに対し、比較的多くのお子様が持つ平均的な才能を伸ばし開花させたのが『秀才』です。才能の「稀さ」に差はあっても、保護者が、その才能を信じて、育てれば、天才か秀才のどちらかには育つはずです。

 

しかし、近くにいる保護者が「この子には才能がある」と信じなかった場合、前者は『天才』は『変わった子』、『秀才』は『普通の子』に育ちます。

 

自分のお子様を、『天才』、『秀才』、『変わった子』、『普通の子』に育てるのは、個々人の自由です。それぞれの社会における立ち位置も変わってきます。一般受験や就職活動に強いのが『秀才』。一芸入試や発明コンテストに強いのが『天才』。人が敷いたレールを疑問なく走るのが『普通の子』。そして、『変わった子』は、本来持つ才能を認めてもらうことなく、さらには社会になじめず、浮いてしまいます。

 

勿論、これら4つの人生に唯一の正解はありません。しかし、個人的には、持って生まれた才能は、身近な保護者が見出し育て、そして、その育成をプロにバトンタッチし、いつか、社会で活かせるようにしたいと思います。

 

夏休み、身近にお子様はいませんか?じっと観察してみて下さい。きっと、そのお子様にしかない「才能」に気付くはずです。あなたが、自分の子どもを「凄い!!!」と思ってあげることが、最初の一歩です。

 

野村るり子

 

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