株式会社ホープス
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- 第三百三十三言「大切な講師の使命。それは、保護者と子どもを同時にハッピーにすること。管理者と社員を同時にハッピーにすること」
- 第三百三十二言「自分の経歴書とプロフィールを作る」
- 第三百三十一言「性的虐待について考える。映画『白夜行』を見て、あなたに出来ることは何か?」
- 第三百三十言「ジャパニーズドリームもありです!」
- 第三百二十九言「映画『ソーシャル・ネットワーク』を見て。才能ある若者をどうサポートするか?」
- 第三百二十八言「"美しいあなたの笑顔"を記憶に残す」
- 第三百二十七言「あけましておめでとうございます。絵馬にしっかりと文字を書く!」
- 第三百二十六言「天才少年とスケジュール帳。1日の長さに気づく」
- 第三百二十五言「受験方式は、推薦?AO? それとも、一般を選ぶ? 『子どもの生き方』と『親の生き方』について話し合うことがスタートラインです」
- 第三百二十四言「ビジネスプランコンテストで優勝するには」
第二百五十四言「ハーバード大学・イェール大学説明会に参加して感じたこと。」(2009年8月10日号)
もし、席が一つ、多くとも三つしかなかったら、どのような人がその席に座るのでしょう?
この質問を念頭に、本日の「野村の一言」を読んで下さい。
このたび、日本の高校から現役でハーバード、イェール、コーネルといったアメリカのトップ大学に合格した若者たちの講談を聴く機会を設けました。
Harvard Club of Japan 入試面接担当のディビッド・ギッフォード氏は、「日本の高校から直接ハーバード大学に合格する高校生の数は、毎年3名。あるいはそれ以下」と発表しました。おそらく、イェールやコーネルの進学者の数も、そう差はないでしょう。
では、この1人~3人にしか与えられない入学許可書を得たのは、いったいどのような若者たちなのでしょうか?皆さまも、きっと気にある点ではないでしょうか。
さかのぼれば、高校時代の頃。私が、「○○さんは、凄い!ハーバードに合格したんだから!尊敬する!」と、ハーバードへの入学許可を手にした、クラス委員でアメフトのスター選手、成績はオールAの先輩を敬った発言をしたところ、友人に厳しく叱られました。
「トップ大学にいったからいい人とは限らない。どこの大学にだって、いい人もいれば悪い人もいる!」
注意を受けた直後は、友人の考えはもっともだと感じました。しかし、こうやって教育コンサルティング会社を運営し、アメリカの大学や大学院へ志願する子どもたちのサポートをしていると、高校時代、私が心に感じた感覚は、まんざら間違っていなかったことに気づくようになりました。
ここで補足したいのは、「トップ大学」といっても、学業成績だけで合否を決定する大学のことではありません。高校での履修内容と学業成績、課外活動やボランティア活動、SATやTOEFLといった共通試験のスコア、自己分析や将来のキャリアプラン、そして大学入学後の研究計画を綴ったエッセイ(作文)、第三者からの推薦状、そして面接結果。これら全てによって、多角的に評価し、学生を選抜する世界のトップ大学を意味します。
私の考えは、昨日の説明会でさらに強いものとなりました。昨日プレゼンテーションをされたのは、ハーバード大学卒業生、在学生、新一年生。イェール大学卒業生、大学在学生、新一年生。そして、コーネル大学卒業生です。
彼らに100%共通していたのは、以下の点でした。
1) 論理的である。
2) オーラル・コミュニケーション力が高い。
3) 自己のポリシーを持っており、そのポリシーに自信と責任を持っている。
4) 社会貢献を常に念頭に置いている。
5) 学業以外にも、長期に渡り続けているものがある。(例:楽器、スポーツなど)
6) 複数のことを同時に実行し、それぞれに成果を出している(例:クラス委員&スポーツ選手&音楽家、といったように)
7) 一定の学力を維持している。(共通一次のスコアや高い評定平均)
ここで、皆さんも考えてみて下さい。これら7項目が共通していたのは偶然でしょうか?いいえ違います。これは、アメリカのトップ大学が、バランスの取れた若者を選抜しようと考案した選抜制度によるものです。
一方で、アメリカ型の選抜方法についての論争は絶えません。一回の試験結果で順位をつける日本の一般受験がフェアであるという声も多く挙がっています。アメリカ型の選抜方法では、ダイバシティーを重んじるが故、その年の出願者が出揃うまで、誰が選抜されるか読めないのも事実です。しかしながら、少なからず、バランスの取れた学生が選抜されているのは事実ではないです。
さて、最後にもう一つ、今回講談者の多くが口にした一言をここで紹介しておきましょう。
「選抜されるか否かは最後は『運』です」
『運』。これは、自分のやるべきことを全てやりつくした人のみ口にすることのできる言葉です。彼らは何事においても、手を抜くことをせず、バランスある人格を築き上げてきた人たちです。しかも、大学進学の数ヶ月や数年前からではなく、幼少の頃から、常に前向きに歩んできた若者たちです。
私は、今回講談された若者のうち何人かは、今後、日本や、アジアや、そして全世界を変えていく存在となると信じています。
野村るり子
