株式会社ホープス
〒107-0062
東京都港区南青山6-12-3
南青山ユニハイツ701号室
- 第三百三十三言「大切な講師の使命。それは、保護者と子どもを同時にハッピーにすること。管理者と社員を同時にハッピーにすること」
- 第三百三十二言「自分の経歴書とプロフィールを作る」
- 第三百三十一言「性的虐待について考える。映画『白夜行』を見て、あなたに出来ることは何か?」
- 第三百三十言「ジャパニーズドリームもありです!」
- 第三百二十九言「映画『ソーシャル・ネットワーク』を見て。才能ある若者をどうサポートするか?」
- 第三百二十八言「"美しいあなたの笑顔"を記憶に残す」
- 第三百二十七言「あけましておめでとうございます。絵馬にしっかりと文字を書く!」
- 第三百二十六言「天才少年とスケジュール帳。1日の長さに気づく」
- 第三百二十五言「受験方式は、推薦?AO? それとも、一般を選ぶ? 『子どもの生き方』と『親の生き方』について話し合うことがスタートラインです」
- 第三百二十四言「ビジネスプランコンテストで優勝するには」
第二百六十三言「やるなら、徹底したファーストレディー」(2009年10月12日号)
ひところ、有能なハウスワイフを社会復帰させよう!と意気込んだ時があります。
子育てを終えた母親たち専門の派遣会社を提案しようと、新規事業プランを発表したこともありました。しかし、新規ビジネス補助金候補のファイナルまで残りましたが、最後に却下されました。実現可能性が低いと思われたようです。
そこで、補助金などに頼らず、実際に社会復帰を希望する、やる気のある女性、高学歴の女性、結婚前お仕事についていらした女性を対象に、報酬つきのインターンシップを実施し、独り立ちできるまでに育ったら本採用という制度を設けました。
しかしこのプロジェクトを開始して直ぐに、最終選考会で却下された理由が見えてきました。やる気あります!と意気込んできた女性たちでも、トレーニング最中に辛くなって辞めてしまう人が大変多いのです。確率で言うなら、トレーニングの期間も含め2年間以上仕事を続けられた女性は全体の25%。すなわち、4人に3人は、トレーニング最中に、辞めてしまうのです。
多くの社会復帰希望女性は、意気込みはあるものの、男性と肩を並べて働くことの厳しさを現実のものとして捉えていないのが現状でした。ですから、仕事場で、ちょっとでも、苦しいことや辛いことがあると、それらを乗り越えるのではなく、さっさと逃げてしまいます。
辛いこと苦しいこととは言っても、クライアントさんに頭を下げることや、雨や雪でもお客様のためにお店に立つことや、ちょっとばかり体調が悪くとも笑顔でお客様対応をするといったことです。世の男性がずっと、当たり前のようにやってきているのです。だから、妻や子どもを養えるだけの報酬を手にできているのです。
もう一つ困ったことは、多くの場合、'お好きでない'お仕事が与えられると、「私、お金のために働いていませんからから給与いりません。辞めさせて下さい」という決め台詞を持っていたことです。それはそのはず、夫の収入でこれまで生活してこられたのですから、いざとなれば、前の生活に戻ればよいのですから。
そこで、私は考えました。このような女性たちは、男性と肩を並べ働くより、夫の収入に頼り、徹底したファーストレディーとして生きていくことです。
このアイディアが頭をよぎったのは、鳩山幸ファーストレディーの貢献ぶりを目にするようになってからです。
飛行機のタラップを降りるとき、自分から率先して鳩山由紀夫総理の手を握る。訪問した先では、その国のことばで他国のファーストレディーに混ざって外交する。子どもたちと一緒に歌を歌う。そして、女性として美しさを保ち、メイクやファッションにも手を抜かない。
ァーストレディーとしての潔さには頭が下がります。
間違っても「私は神戸育ちの女子学院出身でございます」や、「宝塚歌劇団卒業でございましてよ」などと、自分自慢をすることはありません。あくまでも、「鳩山由紀夫総理の妻」として、言動を選んでいます。
このような光景を見て「楚々とした日本の女性らしくない」といった声も聞かないわけではありませんが、少なくとも私は、彼女のような生き方も素晴らしい!と思います。
社会復帰を考える有能で高学歴なハウスワイフさんたちに伝えたいのは、自分が働いて得たお金で誰に気兼ねすることなく好きなことをするのもいいですが、夫の収入に頼って楽しく生きるのも選択肢の一つであるということです。
その代わり、後者を選んだ場合は、徹底して夫を支える行動を取らなければなりません。やるなら、徹底して、鳩山幸ファーストレディーぐらい大胆にやってもらいたいです。そしたら、世はあなたの実力を認めるはずです。
ここまでは、ハウスワイフさんたちへのメッセージでしたが、最後にハズバンドの皆さんへのメッセージです。
実は、私のもとに「社会復帰をしたい」と言ってくる女性の多くは、社会において認知されたいと感じているのです。「ありがとう」や「君のおかげ」といった一言を聞きたいのです。
私は、鳩山由紀夫総理が幸ファーストレディーについてインタビューされると、「僕より、彼女の方が有名になっているのではないかなぁ」と、ちょと照れたように話すのが好きです。幸婦人の外交を心から認めているように感じるからです。
欧米人のように、'Yes, she is beautiful'や'Oh, I love her!'などと言ったオーバーな表現でなくとも「妻あっての私」と婦人の貢献を認めていることが分かります。
ですから皆さまも、ちょっと照れるかもしれませんが、ときには妻の働きに対し感謝の気持ちを表現してみてはどうでしょうか?
あと、仕事を持った妻に「君の仕事はママゴトだ!」や「しょせん家のローンはオレが払っているだろう!」といった威圧的発言はご法度です。確かに、それほど働いてもいないのに、疲れた疲れたと言って家事の手抜きをされたのでは、威圧的にもなりたくなるでしょうが、そこは我慢です。あなたにとっての素敵なファーストレディーでいてもらいたいなら、「ありがとう」「感謝しているよ」「君のおかげ」この方が、北風くんならぬ、太陽くんパワーで、効果的だと思いますよ。
野村るり子
