株式会社ホープス
〒107-0062
東京都港区南青山6-12-3
南青山ユニハイツ701号室
- 第二百七十三言「なんで、この仕事をしているかって?それは、仕事の本質が好きだからです」(2009年12月21日号)
- 第二百七十二言「年末年始、体の郵便配達さんを無視しないでね」(2009年12月14日号)
- 第二百七十一言「『十二人の怒れる男』を見て。プロ×プロ=スーパー作品」(2009年12月07日号)
- 第二百七十言「子どもは無限の力を持っている。声がけには気をつけて!」(2009年11月30日号)
- 第二百六十九言「ついに発売決定!、『3年あれば天才は育つ! 親も気づかない才能を「見つける」「引き出す」方法』(経済界)」(2009年11月23日号)
- 第二百六十八言「休憩と遊び。これが業務効率アップの秘訣」(2009年11月16日号)
- 第二百六十七「同窓会幹事の母たち」(2009年11月9日号)
- 第二百六十六言「マイケル・ジャクソンは King of Pop? それ以上です。Godです」(2009年11月2日号)
- 第二百六十五言「過ぎたるは及ばざるがごとし」(2009年10月26日号)
- 第二百六十四言「『装丁家』というお仕事。本に着せる洋服のデザイナー」(2009年10月19日号)
第二百六十八言「休憩と遊び。これが業務効率アップの秘訣」(2009年11月16日号)
私の主たる業務は、講師業。そして、講師スカウトと育成。
その余暇を縫って、このたび3ヶ月で2冊の書籍を書き上げました。これまでに、年、平均1.8冊のスピードで書籍を完成させてきたので、複数の執筆が重なった時期もあります。しかし、今回のように、全く異なったジャンルの書籍を並行して書いたのははじめてです。1冊はビジネスパーソン向けの英語教材。もう1冊は、子育てママ向けの子育て本。
ターゲット読者に向けて分かりやすく書くのが私の仕事です。が、これは、全く異なったタイプの人の前で交互に講演するようなものです。
ではここで、「人格が二つに分離しないか?」という質問にお答えしておきましょう。これが不思議なもので、ビジネスパーソン向けに書いている時の私はビジネスパーソン。子育てママ向けに書いている時の私は、学校の先生になっているのです。しかし、人格は野村るり子一人のままです。
一方、用語選択や仮名づかいについては大変気を配っています。例えば、「躊躇(ちゅうちょ)」といった画数の多い漢字を用いる場合、ビジネスパーソン向けならそのまま、子育てママ向けなら、「ひらがな」にするか、「ルビ(ふりがな)」をふらなければなりません。こうすることで、読者の読む意欲をキープすることができるからです。
書籍の長さにも注意をします。ビジネスパーソン向けなら、原稿は200ページプラス。一方、子育てママ向けなら、200ページ以内。他にも、前者は長文OK。後者は短文を接続詞でつなぐ。前者はイラストより文章多め。後者はイラストや写真をふんだんに。と、まあ、こんなことを気にしながら書くわけです。
たしかに、野村の人格は一つではあっても、これらの作品を交互に書き進めるとなると、それなりに思考にブレーキがかかるのも。そこで、野村が取った思考の切り替え方法は、短時間の休憩と遊びを、1日に組み込むことでした。仮にビジネスパーソン向けの本がA、子育てママ向けの本がBとするなら、通常業務→A執筆→遊び→通常業務→B執筆→休憩→通常業務→A執筆・・・といったように、「休憩」や「遊び」を合間、合間に組み込んでいくのです。すると、頭はスッキリ、リセットされ、全く異なった文体のものを書き分けることができるようになります。
こんな私の作業形態を知っている会社の者たちは、私がしょっちゅう会社を抜け出して、休憩や遊びに行っていることを黙認しています。それは、休憩の後も、遊びの後も、帰ったら、ちゃんと原稿を書き上げることを知っているからでしょう。
世の中には、私のように複数の異なった仕事を並行してやらなければならない人もいるでしょう。もし、そのような業務の中で頭が混乱しそうになった場合は、この細切れの休憩と細切れ遊びをお勧めします。是非、試してみて下さい。
野村るり子
