株式会社ホープス
〒107-0062
東京都港区南青山6-12-3
南青山ユニハイツ701号室
- 第三百三十三言「大切な講師の使命。それは、保護者と子どもを同時にハッピーにすること。管理者と社員を同時にハッピーにすること」
- 第三百三十二言「自分の経歴書とプロフィールを作る」
- 第三百三十一言「性的虐待について考える。映画『白夜行』を見て、あなたに出来ることは何か?」
- 第三百三十言「ジャパニーズドリームもありです!」
- 第三百二十九言「映画『ソーシャル・ネットワーク』を見て。才能ある若者をどうサポートするか?」
- 第三百二十八言「"美しいあなたの笑顔"を記憶に残す」
- 第三百二十七言「あけましておめでとうございます。絵馬にしっかりと文字を書く!」
- 第三百二十六言「天才少年とスケジュール帳。1日の長さに気づく」
- 第三百二十五言「受験方式は、推薦?AO? それとも、一般を選ぶ? 『子どもの生き方』と『親の生き方』について話し合うことがスタートラインです」
- 第三百二十四言「ビジネスプランコンテストで優勝するには」
第二百七十一言「『十二人の怒れる男』を見て。プロ×プロ=スーパー作品」(2009年12月07日号)
シアター・コクーンで、舞台『十二人の怒れる男』見てきました!
オリジナルは、1954年にアメリカで製作された映画、「12 Angry Men」です。
16歳の少年が容疑者である殺人事件についての陪審員12人の心情の変化が描かれたもの。
最初は11人対1人で、有罪と無罪に分かれた意見が、時間の経過とともに変わっていく、法廷ものサスペンスです。
今回の舞台。ストーリーはオリジナルと同様のアメリカNYのままですが、キャストは全て日本人。12名の陪審員が全て主役級レベルの超ベテラン俳優でした。中井貴一さん、筒井道隆さん、辻萬長さん、田中要次さん、齋藤洋介さん、品川轍さん、西岡徳馬さん、などなど。
さらに、演出はなんと、蜷川幸雄氏!
幕があけてすぐに気づいたことは、舞台中心に活躍している俳優と映像中心に活躍している俳優の演技スタイルの違いでした。舞台中心の俳優の声は大きくメリハリがり、映像中の俳優の声はソフトな音量で発音は比較的に日常会話に近い。
しかし、ストーリーが進むにつれて、これらの演技スタイルの違いが、全く気にならなくなります。まるで、二本の全く太さの異なる毛糸が眼の前で巧みに編みこまれていって、気づけば、違和感のない一つの布地に完成しているような感覚でした。特に、クライマックスでの一体感は、鳥肌ものです。
超ベテラン俳優たちが互いのオーラを消しあわないのが本作品の醍醐味と感じました。妥協しらずの厳しい演出家でありながら俳優の個性を大切にする蜷川氏だからこそ、なせたことなのでしょう。さらに、50年以上も前の作品のリメイクなのに、なぜか新鮮に感じる。
それは、無理やりオリジナル作品がつくりあげた'鳥かご'に入れるのではなく、全ての俳優を一旦、かごの外に放して、徐々に蜷川マジックで一つにまとめ上げたからではないでしょうか?
プロとプロのコラボは、決して、プロとプロの足し算ではありません。
まさに、掛け算です。
今回の作品は、プロの12乗×蜷川幸雄氏。これで感動を呼ばないはずがありませんね。
野村るり子
