株式会社ホープス
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東京都港区南青山6-12-3
南青山ユニハイツ701号室
- 第二百七十三言「なんで、この仕事をしているかって?それは、仕事の本質が好きだからです」(2009年12月21日号)
- 第二百七十二言「年末年始、体の郵便配達さんを無視しないでね」(2009年12月14日号)
- 第二百七十一言「『十二人の怒れる男』を見て。プロ×プロ=スーパー作品」(2009年12月07日号)
- 第二百七十言「子どもは無限の力を持っている。声がけには気をつけて!」(2009年11月30日号)
- 第二百六十九言「ついに発売決定!、『3年あれば天才は育つ! 親も気づかない才能を「見つける」「引き出す」方法』(経済界)」(2009年11月23日号)
- 第二百六十八言「休憩と遊び。これが業務効率アップの秘訣」(2009年11月16日号)
- 第二百六十七「同窓会幹事の母たち」(2009年11月9日号)
- 第二百六十六言「マイケル・ジャクソンは King of Pop? それ以上です。Godです」(2009年11月2日号)
- 第二百六十五言「過ぎたるは及ばざるがごとし」(2009年10月26日号)
- 第二百六十四言「『装丁家』というお仕事。本に着せる洋服のデザイナー」(2009年10月19日号)
第二百七十一言「『十二人の怒れる男』を見て。プロ×プロ=スーパー作品」(2009年12月07日号)
シアター・コクーンで、舞台『十二人の怒れる男』見てきました!
オリジナルは、1954年にアメリカで製作された映画、「12 Angry Men」です。
16歳の少年が容疑者である殺人事件についての陪審員12人の心情の変化が描かれたもの。
最初は11人対1人で、有罪と無罪に分かれた意見が、時間の経過とともに変わっていく、法廷ものサスペンスです。
今回の舞台。ストーリーはオリジナルと同様のアメリカNYのままですが、キャストは全て日本人。12名の陪審員が全て主役級レベルの超ベテラン俳優でした。中井貴一さん、筒井道隆さん、辻萬長さん、田中要次さん、齋藤洋介さん、品川轍さん、西岡徳馬さん、などなど。
さらに、演出はなんと、蜷川幸雄氏!
幕があけてすぐに気づいたことは、舞台中心に活躍している俳優と映像中心に活躍している俳優の演技スタイルの違いでした。舞台中心の俳優の声は大きくメリハリがり、映像中の俳優の声はソフトな音量で発音は比較的に日常会話に近い。
しかし、ストーリーが進むにつれて、これらの演技スタイルの違いが、全く気にならなくなります。まるで、二本の全く太さの異なる毛糸が眼の前で巧みに編みこまれていって、気づけば、違和感のない一つの布地に完成しているような感覚でした。特に、クライマックスでの一体感は、鳥肌ものです。
超ベテラン俳優たちが互いのオーラを消しあわないのが本作品の醍醐味と感じました。妥協しらずの厳しい演出家でありながら俳優の個性を大切にする蜷川氏だからこそ、なせたことなのでしょう。さらに、50年以上も前の作品のリメイクなのに、なぜか新鮮に感じる。
それは、無理やりオリジナル作品がつくりあげた'鳥かご'に入れるのではなく、全ての俳優を一旦、かごの外に放して、徐々に蜷川マジックで一つにまとめ上げたからではないでしょうか?
プロとプロのコラボは、決して、プロとプロの足し算ではありません。
まさに、掛け算です。
今回の作品は、プロの12乗×蜷川幸雄氏。これで感動を呼ばないはずがありませんね。
野村るり子
