株式会社ホープス
〒107-0062
東京都港区南青山6-12-3
南青山ユニハイツ701号室
- 第三百三十三言「大切な講師の使命。それは、保護者と子どもを同時にハッピーにすること。管理者と社員を同時にハッピーにすること」
- 第三百三十二言「自分の経歴書とプロフィールを作る」
- 第三百三十一言「性的虐待について考える。映画『白夜行』を見て、あなたに出来ることは何か?」
- 第三百三十言「ジャパニーズドリームもありです!」
- 第三百二十九言「映画『ソーシャル・ネットワーク』を見て。才能ある若者をどうサポートするか?」
- 第三百二十八言「"美しいあなたの笑顔"を記憶に残す」
- 第三百二十七言「あけましておめでとうございます。絵馬にしっかりと文字を書く!」
- 第三百二十六言「天才少年とスケジュール帳。1日の長さに気づく」
- 第三百二十五言「受験方式は、推薦?AO? それとも、一般を選ぶ? 『子どもの生き方』と『親の生き方』について話し合うことがスタートラインです」
- 第三百二十四言「ビジネスプランコンテストで優勝するには」
第二百九十九言「テーマ性の強い作品は時代を越える。倉本聰氏の力」(2010年6月21日号)
子どものころ見た映画やドラマが、あまりにも印象深く、何十年経っても記憶から離れない。
このような経験はありませんか?
私にも、強く心に残っている作品が二つあります。これらの作品は、平成に生きる"母たち"、"父たち"にとっても十分教材となりうる作品です。
一つ目の作品は、『ガラス細工の家』(1973年、日本テレビ系)です。
何もかも満たされているように見えている家族が舞台となっています。あることをきっかけに、小学生の息子二人が、両親への復讐を企てます。純粋な子どもたちが、復讐をするに至った動機。これこそが、このドラマでの見所です。
この作品は、DVDでも販売されていますので、是非、機会があればご覧下さい。
もうひとつは『君は海を見たか』(1970年、日本テレビ系・リメイク1982年、フジテレビ系)です。
一流企業のエリートサラリーマンが、息子の余命を宣告され、それまでの生き方を振り返るものです。残された時間を息子とのふれあいにあてます。この作品での見所は、父親自身が、造船技術研究所に勤めながら、実の息子に"海"を見せていなかったことです。
この作品もDVDで販売されていますので、ご興味のある方はご覧下さい。
さて、私がお伝えしたい重要なポイントはここからです。
実は、これら二つの作品には共通点があります。それは、両方とも、倉本 聰が脚本を手がけていることです。しかも、両方とも彼が弱冠30代半ばの時の作品です。
『北の国から』で倉本聰氏の名前を知った方も多いでしょう。最近では、俳優 緒形拳の最後の作品となった『風のガーデン』(2008年、フジテレビ系)が記憶に新しい人もいるでしょう。
しかし、倉本聰氏の脚本家としての活動は、20代の頃からはじまっていました。彼の作品づくりには、妥協や言い訳といったものがまったく感じられません。さらに、強烈なテーマは、人々の心に残り、何年の月日を経ても陳腐化することがありません。
これが、真の芸術家の作品づくりなのでしょう。
野村るり子
