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第三百七言「The Karate Kid 見て下さい。二代目俳優。親の七光り、大いに結構。その先は自分の力ですから」(2010年8月16日号)

月9ドラマ、『夏の恋は虹色に輝く』を見た人が、

 

「このドラマ、恋愛ものとしては、どうなんでしょう?視聴率が今一つ・・・」と言ってきました。

 

そこで、野村はお答えしました。

 

「このドラマ、恋愛ものとしてみるより、二代目俳優の苦悩について考えながら見たら、面白さが、倍増しますよ」と。

 

このように感じた背景には、HOPESに通う若い受講生の影響があります。

 

HOPESの個別指導には、多くの二代目さんが通っています。会社経営者のお子様や、著名人のお子様、・・・。彼らの抱える悩みは、一般の人たちには理解し辛いものがあります。

 

なにしろ、子どもたちが、自らで自分の人生を切り開くよりも前に、

「○○さんのお坊ちゃま」

「○○さんのお嬢様」

というレッテルをつけられてしまうから。多くの二代目のお子様たちは、このことを快く思ってはいません。

 

「もっと、僕自身を見て!」

「もっと、私自身を見て!」 と心の中で叫んでいます。

 

そして、このような子どもたちの多くは、周囲の期待に応えるため、一生懸命努力します。

 

しかし、成功すれば

「親の七光りがありましたから、当たり前」や

「血筋がよいから当たり前」と言われる。

 

それでいて、成功しないと

「○○さんのお坊ちゃまなのに(お嬢様なのに)ねぇ?」と言われる。

 

勝っても負けても、何かマイナスなことを言われてしまうのですから。子どもたちは精神的に疲れます。

 

さて、こんなことを真剣に考えているところに、嬉しい米映画と出会えました。

 

the Karate Kid(日本タイトル『ベスト・キッド』、1984年)のリメイクです。

 

ラルフ・マッチオ(少年役)とミヤギとノリユキ・パット・モリタ(指導者役)主演のこの映画は、全米で9100万ドルを突破する大ヒットを記録でしたものです。転校先の学校でイジメにあった少年が、自分の身を守るため、空手を習う。空手の指導者は、空手の練習を通して、生きる上で大切な精神論も教える。このようなストーリーです。

 

大ヒット映画のリメイクともなると、期待がかかるところです。今回は、指導者役には、ジャッキー・チェンが、少年役には、ジェイデン・スミスが起用されました。

 

 

この、ジェイデンスミスこそが、二代目俳優なのです。

 

ジェイデンは、俳優 ウィル・スミスと、ジェイダ・ビンケット=スミスの間に生まれた男の子。8歳の時には、映画『幸せの力(The Pursuit Of Happyness)に父親ウィル・スミスの息子役として出演しました。

 

おそらく、この役が決定した時は、"親の七光りで手に入れた役"と思った人も少なくはないでしょう。しかし、実際に、8歳のジェイデンの演技は、全米を涙させる素晴らしいものでした。

 

それから、4年。12歳になったジェイデンの演技はさらにレベルアップしていました。皆様も、映画館に足を運び、自分の目で、ジェイデンの成長を確認して下さい。

 

演技力だけでなく、身体能力も見て下さい。

彼が、4年間、たゆまぬ努力をしてきたことが分かるはずです。

 

親の七光り。多いに結構です。

 

確かにスタートラインは、他のお子様より少しリードすることになるでしょう。しかし、長い人生において、実力なくして、トップにい続けられる二世さんは1人もいません。

 

最後は、個人の実力です。

 

本ブログをお読みの、二代目さんたちに、お伝えしておきましょう。

必ず、あなたのご両親ではなく、あなた自身の努力や、それ故に得た成果を正当に評価する人たちはたくさんいます。少なくとも、野村はこれからも、"あなた"を見ています。

 

野村るり子

 

 

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