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第三百二十六言「天才少年とスケジュール帳。1日の長さに気づく」

HOPESの期待の星 森健太郎くん(仮名)は、天才的な才能の持ち主です。

 

彼の創造性や芸術に対する感性、はアインシュタインやゴッホやモーツアルトといった"天才"と重なります。

 

これらの天才たちと健太郎くんの共通点は、時計の針に合わせて行動するというよりは、自分の感性に合わせて行動するところ。

 

確かに、「9時に開始で5時に終わり!」の生活では、研究もできなければ、絵も書けない。作曲だって難しいですね。

 

健太郎君も124時間、1365日を、感性優先に生活しています。

 

その分、スイッチが入ると、8時間でも、9時間でも、10時間でも集中力が持続する。この力は驚異的です。

 

一方で、天才少年 健太郎くんは、学校のスケジュールのように、決められた枠の中で生きていくことを好みません。

 

こんな健太郎くんに野村は言いました。

「君は確かに天才だ。

本当は、君にタイムマネジメントをする人をつけたい。

でも、今の君の実績と名声では、まだマネージャーを付けられない・・・。

なら()2011年用のスケジュール帳を買いなさい!

そして、予定を記入しなさい。

記入したからといって、その通り100%従う必要はない。

ただ、一旦自分が何をしたいかコミットする。

そのスケジュール通り行動するか、行動しないかは 自分の意思で決めなさい」

 

すると、そのあくる日、天才少年 健太郎君からメールが届きました。

 

「スケジュール帳を記入したら、思った以上に1日が長かった!

予定が分かったら、楽しくなってきた!」

 

これは恐ろしいことです。天才が、タイムマネジメントを試みたら、これまで以上に、どんどん成果を出していきますから。そのうち、嫌でも「健太郎くんのマネージャーになりたい!」という人が出てくるでしょう。そうなれば、健太郎くん。もはや自分のスケジュール帳を持つ必要すらなくなります。

 

それにしても、健太郎くんの優れている点は、創造性や感性だけでなく、素直さでもあったわけです。何しろ、「スケジュール帳用意して!」と頼んだ24時間後には、スケジュール帳に記入しているのですから。

 

野村るり子

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